ヲタ芸の主な種類
OAD
オーバー・アクション・ドルフィンの略。体を捻りながら「ウリャ!オイ!」の掛け声と共に左右に手拍子を打つヲタ芸。なおドルフィンとは、ジャズダンス振り付けのひとつで、イルカが泳ぐ動きのように全身(特に肩から腰にかけて)を波打たせる動きである。OADは半身になることが同じだけの簡単な踊りである。
PPPH
ピーピーピーエイチあるいはパンパパンヒューと読む、古くからあるオタ芸。手拍子3発の後4拍目でジャンプする。手拍子に合わせて、その曲を歌うメンバーの名前やニックネームをコールすることも広く行われている。
マワリ
頭上で手拍子を叩きながらその場で右や左に回転ジャンプをするオタ芸。2003年2月11日の「MUSIX!」にて、よみうりランドで行われた藤本美貴のイベントの様子が放送され、オタ芸の代名詞になる。これを主に行う人のことを「マワリスト」と呼ぶ。
ロマンス
斜め上を指差し腕を引くヲタ芸。渡辺美奈代「恋愛(ロマンス)紅一点」のAメロでやっていたロマンスダンスが原型。8拍×2を1セットで 左左右右左右左左 右右左左右左右右 と打つ。
※通常、前奏・間奏でOAD、Bメロ(サビの前)でPPPHを打つ。サビが2回繰り返される曲は、オタ芸を打ちやすいとされており、
1回目のサビで回り、2回目のサビでロマンスを打つ。
マトリックス
上体を後方にそらし両腕を波立つように振る技。ロマンスと組み合わせる事もありそちらは上級者向けとされている。元ネタは映画「マトリックス」THE
MATRIX(1999年、米国)のバレットタイムから。
千手観音
複数の人数で整列し両腕を揺らめくように上下に振り、前から見た場合に千手観音の腕のように何本もの腕があるように見せる技。千手観音ロマンスという複合技も確認されている。
MIX
コンサート前やアンコールなど、曲の前奏などで使われる掛け声。円陣を組んで掛け声に合わせて気合を入れる。通常打たれるのは前奏だが、間奏などで使われる事もある。代表的な掛け声は「タイガー ファイヤー サイバー ファイバー ダイバー バイバー ジャージャー」。数あるヲタ芸の中でも一番嫌われており、オタ芸師の中にも嫌っている人間は多い。普通のヲタ芸はあくまで「動き」なのであるのに比べてこちらは「声」である為ともすればタレントの声が聞こえなくなる時もあり騒音にもなるというのが理由。ハロプロ系、その他のプレアイドル系のイベントで見られる。
ヲタ芸用語
打つ
オタ芸をすること。例:「ロマンスを打つ」
オタ芸師
オタ芸を打つ人のこと。
打ち曲
オタ芸を打つ定番の曲。藤本美貴の「ロマンティック浮かれモード」の激しいオタ芸は、テレビでも放送されたくらいである。
推しジャンプ
腕を高く挙げ、推しメンバーの方向を指差し、垂直跳びを繰り返しながら名前を叫ぶこと。オタ芸に含められることもある。
裏千家
コンサート終了後、初対面のヲタに対して「いい声出てました」などの褒め言葉をかける行為。語源は、褒める⇒「結構な御手前でした」⇒裏千家
野鳥の会
双眼鏡でじっとステージを見ている人のこと。オタ芸師は、彼らを軽蔑してこう呼ぶ。
タイガー
腕を組んで仁王立ちになり、オタ芸を打たずにじっとステージを見つめている人のこと。
逆ドリ
逆ドリームの略。知り合いの席で一緒になるためなどの理由で本来の席より後方の席に移動する(後ろの席の人に代わって貰う)事を指す。また、真ん中の席より後ろの方の席のほうがオタ芸が打ちやすいと言う理由で後方に移動する事もある(後方支援)
完コピ
ステージ上のタレントの振り付けを完全に真似るというもの。即興でもある程度のコピーは可能だが、完全にコピーするにはかなりの熟練が必要である。主に客席後方の空席を利用して行われている。
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